なぜ、忙しいと感じるのか?
「いやー、忙しい、いそがしい」
と言いながら仕事をする人がいる。どこの会社にもけっこういるものだ。
しかし、繁忙だと公言する人は、仕事がただ単にとっ散らかっていたりする。
あれもこれも手を出すから仕事は終わらない。
しっかり焦点を絞って1つのことをやりきれば、仕事は終わるものなのだ。
スマホに顧客から着信があれば、やっている仕事を投げてでも、
すぐに会話をはじめる。
書類作成中に、まったくの別件が気になるとしらべ始める。
真面目さゆえであるのは十分理解できる。しかし、これでは仕事は終わらない。
大切なことは、やるべきことを確実にやることである。1つ、1つ確実に。
理想の社員とはどういう人なのか?
以下が、大枠で分けた社員の姿である。
- 仕事はいい加減で、生活もいい加減
- 態度はいい加減。でも、数字はあげる
- 真面目だが、数字はいいときも悪いときもある
- 真面目で数字もあげる
理想は当然、「真面目で数字もあげる」人であることは自明の理である。
しかし、態度はいい加減でも数字をあげる人間は、セカンドベストとして
必要である。
存在自体がふざけているようにみえる人がいる。しかし、それで数字が上がる人は、
他の人が気にしないことに気をとめ、違う角度から見ていたりする。
さもなくば、安定的に数字があがることはあり得ないのである。
いい加減を絵にかいた様な部下が私にもいた。
彼の名誉のためにも詳細は割愛するが、適当もいいところである。
しかし、仕事の結果をもってくる人物として信頼していた。
結果をだすだけあり、顧客も信頼していた。
遊びを通じて相手を見る目をやしない、正確に相手をみているのが彼だった。
確かに、真面目で結果もいい人がいるなら、それに越したことはない。
しかし、企業は収益をもとめる集団であるのだから、
いい加減でも結果を出し続けている人を排除してはならない。
色々な人がいて組織が形成される。だから組織から躍動感が失われないのだから。