何事も確実にスムーズにこなす人たち
うまく仕事を進める人がいる。間違いなく。なかなかスムーズである。
研修でも、とてもうまく語り、過不足なく回答する人がいる。
言っていることはそれなりのロジックがあり正しく、良い答えだ。
でも、なにか引っかかりを感じることがある。
勉強会やセミナーで感じる、違和感
仕事が大過なくできるのは、ほんとうに良いことなんだろうか?
営業にも当然存在する、「そつなく仕事をこなす人」。
なんとか数字も作ってくる。結果は悪くない。
部下で数字を作ってくれる人。これは確かに助かる。
部門として数字は必要だからだ。
でも、数字の内容を見ると、同じ顧客からの仕事ばかりである。
販売している製品も同じものばかりだ。
冒険が一切ない。
言われたことはそつなくこなす。けっこうサラリとこなす。
でも、そういう人はよく観察すると、失敗しないようにすることに
注意をはらった仕事のしかたをしている。
つまり、ある範囲からはみ出さない。その範囲での発想だ。
ある決められたことを進めてもらうにはいい。
しかし、それ以上は任せられない。
失敗をしないように活動する人は冒険しない。
失敗すればそこから学びがあるが、挑戦しないとそのぶん学びは少ない。
挑戦して失敗する。それは、真摯に仕事に向き合い自分の成長と向き合うこと。
学びを得れば失敗は成功の糧に名前が変わる。
1日の仕事時間は8時間。使い方で人生が変わる。学びの時間でもあるのだから。