なぜ承認欲求の高い人は失敗の原因から学ばないのか?
1つ例を挙げさせていただこう。
同じ顧客内に2つの案件が存在する。各々1億円と7千万円の仕事だ。
田中さん(仮名)1億円の仕事は受注したが、7千万円の方は落とした。
さて、ここであなたなら大喜びするだろうか?
あなたはどうかは別として、手放しで喜ぶ営業はとても多い。「やったー!!」の後に
ほめてくれと言わんばかりで、どや顔をみせる人もいる。
ただ、考えてみていただきたい。
確かに、2つの内1つはとった。それも高い金額のほうだ。たしかにがんばったと思う。しかし。
ここで自らを褒めたたえてはいけない。なぜなら、執着力不足が2件の受注を阻んだのだ。
とらぬ狸の皮算用だが、2件ともとれていれば1億7千万円だ。
過信と自信と承認欲求と
受注できたのは喜ぶべきことだ。だが、2件とも成約できなかった理由を考えなければいけない。
1件でも注文をもらったからいいよと、思った瞬間に、学びは目の前の空気の中に消え去ってしまう。
“褒められたい症候群”の人は、承認してほしい気持ちが振りかえりより強い人がおおい。
これでは、また同じミスを繰り返すこととなる。そして、気持ちもどんどん下がっていくのだ。
これがいいはずないではないか。
“せっかく”2件取れなかったのだ。ならば学びのチャンスととらえることが大切なのだ。
どこかで進め方を間違ったのは確かだ。では何がいけなかったのか。よく考えて次回にいかそう。
これを実行するうえで必須なのが、実は素直さだ。謙虚でなければ客観的に見ることはむつかしい。
どんな仕事もそうだが、結果に執着しないと、得られるスキルは半端におわる。
過信と自信のちがいを考えてみていただきたい。
自信は顔つきをかえて、顧客重視の姿勢は対応を高めてくれる。顧客を思うのは、何も営業だけではない。
顧客のLoyalty(ロイアルティ:あなたから購入したいという強い気持ち)も高まっていく。
目標を高く掲げる。
顧客の立場にたった仕事はファンを生む。仕事の過程であなたは成長する。確実に。
さあ、仕事をやり切るために、さっそく目標を掲げよう。そしてやってみよう。
誰にでもできることをすればいいのだが、やらなければできるようにならないのだから。
さっそく始めよう!!